投資対象は金・銀・プラチナにするほうが

通貨というものは国家の信用で価値を保証されているので、国家の信用が無くなる、例えば戦争やテロリズムなど有事の際、あるいは政策の失敗などに起因する金融不安の際には、その通貨の価値も著しく下落してしまいます。 最近では2012年にイラクで、アメリカによる経済制裁に加えて内政の失敗が重なり、通貨リアルがわずか1週間で50%も下落するという経済危機を迎えました。首都テヘランでは市場の商店のほぼすべてが店を閉め、国民の怒りはアハマディネジャド大統領に向けられ、反政府デモ隊と治安部隊の衝突が日常的にみられるようになりました。 イランのような紛争地域だけではありません。2014年初頭には南米第二位の経済大国アルゼンチンでも、政策の失敗をきっかけに通貨ペソが暴落しました。この時にはなんと1日で15%も下落したのです。 通貨の他にも投資の対象とされるものには有価証券やメタル・穀物といった取引商品などがありますが、これらの価格もさまざまな要因で日々変動するために、流動的な市場の情報をタイムリーに得られない素人が投資して利益を得るのはギャンブルより難しいといえるでしょう。 例えば株式では、企業の業績や経営方針によって価格が大きく上下することが知られています。最悪の場合、その企業が倒産するとその株券はただの紙切れ同然になり、全くの無価値になります。 また商品先物取引はもっと深刻で、相場の動きが予想と反対の動きをすると、投資資金がゼロになるだけではなく、新たに資金を投入しなければならなくなる場合があるのです。 ところで金や銀、プラチナはそのもの自体が普遍的な価値を持つため、そのまま資産と成りえます。ここが通貨などとは大きく異なる点です。 また金、銀、プラチナは現在も継続して産出されていますが、その埋蔵量は限られていることがわかっていて、高い希少価値があることも、資産として優秀な理由です。 一方で産出や精製には設備と人件費が必要なので、価格がその生産コストによって下支えされているのも安心できる理由です。

はてなブックマークしたサイト